2026年 新年を迎えて

今年は午年です。午の年は勢いよく前進すべき勝負の年だといわれています。
昨年も会員の皆さんと共にたくさんの素晴らしい成果を創り上げました。
3月には創立70周年を締めくくる例会として、韓国民族芸術団「クンドゥル」のマダン劇「烏鵲橋(おじゃっきょ)アリラン」をアクリエ大ホールで大成功させました。オープニングは日本初となる日韓市民100人によるプンムルノリ演奏で、韓国から32名のプンムルノリ団員が駆けつけてくださり、厳しい日韓の歴史を越えて、心ひとつになる舞台となりました。
そして71年目が始まりました。5月は2回目となったコロラトゥーラの田中彩子さんと合唱団。「世界がひとつの家族のように」はウクライナなど、未だ戦争が終わらない地へ平和を祈る気持ちが会場に響きました。菅原洋一例会では、92歳とは思えない驚きの歌唱力に励まされました。21年ぶりの伊藤多喜雄例会では、4歳から78歳の30名で「南中ソーラン」を踊りました。神田香織さんによる講談「はだしのゲン」は、原爆と戦争の悲惨さをものすごい熱量で伝えてくださいました。30年ぶりのイルカ例会は、以前と変わらない容姿と歌声で、時間があの頃に戻っただけでなく「あいのたね♥まこう!」では、愛で憎しみを消して平和を願うメッセージが印象的でした。
2025年の締めくくりはベートーヴェンの第九。指揮は一昨年のオペラ「カルメン」で好評を博した牧村邦彦さん。第九の前のプログラムに交響詩「フィンランディア」を取り上げました。ロシアの圧政から独立を勝ち取るフィンランドの人々を奮い立たせた歌を、合唱団員がオーケストラと共に荘厳に響かせました。そして今回も韓国市民「クンドゥル」合唱団員11名と一緒に歌いました。
さあ、2026年です。10年ぶりの金子三勇士ピアノリサイタルは、ベートーヴェンの「運命」(リスト・金子三勇士編曲)姫路特別編が楽しみです。アンコール例会で地元に縁のある上田正樹コンサート。久しぶりのキューバ音楽で国際交流。初例会の「松島トモ子 おしゃべりと歌で綴るコンサート」。ゲストは大須賀ひできさんです。合唱団初共演となる藤原歌劇団「クアットロアリア」。エレクトーン奏者の神田将さんの今回の共演は、中国を代表する二胡奏者の姜建華(ジャン・ジェンホア)さんです。
今年の姫路第九は50回記念になります。完成したばかりの交響詩「美しい人間が…」(合唱付・世界初演)を第九の前に演奏する予定です。「美しい人間が美しい音楽を創り、美しい音楽が美しい人間を育てる」という私たちが大切にしているテーマが歌われています。
例会以外では昨年のクンドゥル例会で共演した「100人のプンムルノリ」の演奏会を10月に開催します。もう一つの大型企画は5月に韓国で行われる「クンドゥル村フェスティバル」で第九を歌うことです。姫路・播州・宇部・東京・所沢労音などの総勢80名が日本から参加します。韓国、日本以外の多くの国からも参加があり、第九が世界の共通語になる日となるでしょう。昨年は戦後80年で、戦前戦後を振り返る番組も多くありました。日本遺族会への「戦争記憶語り部」派遣依頼が全国の学校で前年比倍増を記録したそうです。節目だから…、で終わらせることなく、これからも戦後であり続けるために「憲法九条の碑」の建立のための準備会も始動しました。
2026年は私たち一人ひとりが主人公です。みんなでたくさんの感動を求め、一緒に歩いて行きましょう!
姫路労音三役 松本美和
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