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2024 新年を迎えて

労音運動は、戦争への深い反省に立ち、音楽文化を市民の手に取り戻し、音楽の鑑賞を通して一人ひとりが人間的な成長を目指していくことを求めて、1949年に大阪で生まれ75周年です。姫路労音は1954年、全国で11番目に誕生し、今年70周年を迎えます。昨年は、コロナ禍を乗り越え大合唱例会、国際交流が大きく花開いた一年で、生の音楽の感動が会員の皆さんの心に届き、素晴らしい一年を共に創り上げることができました。
前半合唱は神田将プロデュース「プッチーニ愛の物語」。合唱団員はイタリア語と格闘し神田さんの演出で「トゥーランドット」をはじめオペラの世界を見事に演じきりました。後半の第九も最高の組織数を達成しました。韓国民族芸術団「クンドゥル」との交流も再開し、行き来することこの一年間だけでも十回を数え、感動の交流をさらに深めることが出来ました。

さあ、70周年です。「世界中の人の光になろう、感動で仲間の輪をひろげよう」を合言葉にして、一月の「桂米團治独演会」から2025年三月の韓国民族芸術団「クンドゥル」までの15ヵ月を記念の例会として取り組みます。例会も充実した内容が決定しました。前半合唱は20年前の感動の舞台の再演、オペラ「カルメン」ハイライトコンサートです。新しいメンバーで創り上げます。デビュー55周年を迎える「南こうせつコンサートツアー2024~神田川~」、演奏生活30周年の「神田将エレクトーンの世界リサイタル」。初めて迎えるのは津軽三味線の若き俊英「浅野祥」、R&B・ソウルシンガーの大御所、福崎高校出身の「上田正樹」。アンコール例会はピアノの「赤松林太郎」、フォルクローレの「リチャリー」、和太鼓の「今福優」、歴史あるジャズバンドの「薗田憲一とデキシ―キングス」、ヴァイオリンの「松野迅」。恒例の「第九交響曲」「米團治独演会」に続いてラストを飾るのは韓国民族芸術団「クンドゥル」のマダン劇「烏鵲橋(オジャッキョ)アリラン」。その幕開けには日韓市民130人によるサムルノリ(韓国の四つの打楽器を打ち鳴らす伝統芸能)に挑戦します。

「クンドゥル」もまた今年、結成40周年の記念の年を迎えています。山清(サンチョン)郡のクンドゥル村に新しく室内劇場も建設中で、5月に完成式を予定しています。11月には晋州(チンジュ)市で記念公演も決定しています。4月の姫路労音の定期総会にはクンドゥルからパンソリ・民謡歌手のチョン・ジウォンさんをゲストに迎えます。
また、記念の行事としては記念誌の発行、記念グッズの作成・販売、記念ツアー、記念フェスティバルなど多彩に計画しています。充実した内容に確信を持って会員を700名に増やし、大型企画や夢の企画も実現させ、仲間の輪をさらに大きく広げていきたいと思います。

国際交流担当事務局 築谷 治

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